糖質の少ないお酒を選んでも、締めのラーメンを食べなくても脂肪はつきます。

◆ 学び&気づき
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青木です。
 
お酒を飲む機会があって、久しぶりに頭が
痛くなるほど飲んでしまいました。
 
この頭が痛くなる状態というのは、
アルコールがアセトアルデヒドに分解されて
血中にアセトアルデヒドが流れている状態です。
 
アルコール自体は毒ではないのですが、
アセトアルデヒドが毒となり、
頭痛や二日酔いの原因となります。
 
お酒を飲むことは分かっていたので、
事前にビタミンB群を摂取して、
帰宅してからもニンニクを食べることで
回復に努めたので、二日酔いにならずにすみました。
 
お酒を飲んだ時も自分の身体がどういう状態かを
把握できるようになってます。
 
このおかげで、食事やお酒を
楽しくいただくことができてます。
 
大人になってきた証拠ですね(笑)
 
 
 
さて、最近クライアントの皆様が
行動していることをよく報告してくれます。
 
朝のウォーキングを始めた人、
お酒を飲まなくなったという人、
レモン&ライム水を毎日飲んでるという人、
スロージューサーを購入した人、
食事の記録をつけ始めたという人、
エネマを始めたという人・・・。
 
エネマを始めたと聞いたときには
「おっ、やるな」と思いましたけどね(笑)
 
少しずつ、ご自身の中で習慣化できてるようです。
トレーニングやエクササイズを行うことも大事ですが、
結局、日々どれだけ身体を変えることに
フォーカスしているのかが大事になってきます。
 
こうやって行動を起こす人と
関わっていきたいですよね。
 
よく、本を読んだだけで、できた気がしている人がいますが、
あれは、著者が経験したことで良いと感じていることを
本にしているのですから、もしかしたら
私たちには当てはまらない内容もあるかもしれません。
 
それでも、書いてある内容を実践してみなければ、
役に立つかどうかなんて分かるはずないので
実践しなければ読んでないのと同じです。
 
 
セミナーやワークショップなどでも同じで
参加することでスキルアップしてる気がしますが、
実際、行動してみることで初めて理解することができる
のだと思ってます。
そうでなければ、ただの情報収集マニアになって
しまいますから。
 
私も、トレーナーに関するセミナーなどに
よく参加していたときがありました。
その頃は、コンテンツに心が動いていて
 
あっ、これ持っとくと良さそうだなとか、
これがあれば、お客さんがくるのかな?
などと思い、セミナーやDVD教材などを購入して
スキルアップしている気がしてましたからね。
 
結局、お金と時間をかけたものしか
自分のものにはならないと気づいてから、
なにを学ぶか厳選して、そこにガッと
投資をすることにしてます。
 
 
 
話をクライアントの話に戻しますが、
 
お酒を5日間飲むのをやめたら
それだけで3キロ体重が落ち、
むくみもなくなり、足首がくっきり出てきた。
 
飲んでいた時は眠りが浅かったのが
ぐっすり寝れるようになった。
 
とのことでした。
 
これだけの期間飲まなかったのは
久しぶりだと言っていました。
5日間、休肝日を設けただけで、
すぐに体の変化が出たのは
良かったなと思います。
 
お酒を飲むと体の中ではどんなことが起きているのか
ミクロの視点でお話してみます。
 
 
アルコールは、アルコール脱水素酵素によって
アセトアルデヒドに分解されます。
このアセトアルデヒドが毒となるというのは、先にお話しました。
 
その後、アセトアルデヒド脱水素酵素によって、
アセトアルデヒドから酢酸に形を変えていきます。
この酢酸は無毒化された物質で
二酸化炭素と水となって通常は身体から出て行くのです。
 
しかし、この酢酸が実は脂肪になる原因の一つになります。
 
酢酸がアセチルCoAという物質になると本来なら
TCA回路でエネルギーとなるのですが、
お酒を飲んでいる状態では、TCA回路の活性は低下。
 
そうすると、アセチルCoAは脂肪酸合成の材料に
なることが分かっています。
 
言い換えるならば、大量の飲酒は中性脂肪を
増やすということです。
 
いくら、糖質の少ないお酒を選んでも、
脂っこいものや、しめのラーメンを食べなくても
お酒を大量に飲めば脂肪になる
 
これが真実なのです。
 
 
さらに、私のように飲んだら顔が赤くなる
タイプの人は要注意で、
肝臓がアルコールを分解する能力が低いと、
アセトアルデヒドが血中に流れる量が多くなります。
 
どれぐらい多いかというと、
アセトアルデヒド血中濃度が
正常の人の6倍とも言われています。
 
 
これを分解解毒するために、
たくさんの酵素が使われたり、
体内のビタミンB群などが消失します。
 
体への負担は相当なものだということが
理解できるのではないでしょうか。
 
 
お酒をよく大量に飲む人で 
 
全身倦怠感(だるい)
食欲不振
悪心(吐き気、気持ち悪い)
低血糖(空腹、眠気、頭痛など)
 
これらの症状がある場合
アルコール性脂肪肝の可能性もあります。
 
そのまま飲み続けると
アルコール性肝炎にもなりかねません。
アルコール性肝炎は肝細胞の変性・壊死に
炎症性の変化をともなっている状態です。
 
そのまま飲み続けると・・・
 
図1
※画像を拝借してます。
 
 
とくに飲酒は、ビタミンB群が使われるので
普段からビタミンB群の摂取が必要になります。
 
 
 
先ほどのクライアントの話もそうですが、
私からは、お酒をやめてください!とは言いません。
 
お酒はダメとは言わないことにしてます。
トレーナーとしてはダメだと言わなければいけない
のかもしれませんが、
 
本を読んだだけの状態と同じで、
言われただけでは身になりませんし、
自ら心が動くから、行動できるものだと
思ってます。
 
全てのことは基本、自己責任です。
お酒を飲むことが悪とかではなく、
だからダメなんだとも思ってません。
どうするのか判断するのは個々の自由。
 
本当に優先することが、脂肪を落とすことになれば、
もしくは、健康になるというのが優先されるならば
自然とそういう行動をするでしょう。
 
私も今までそうでした。
こうなりたいなとボヤっと考えてることって
優先度が低いので本気の思いではないということ。
 
行動に移していることは、心が動いているということで
優先度が高くなる、ただそれだけなんです。
 
だからと言って放置プレーをするわけでは
ありませんよ(笑)
 
※ちなみに、寂しがりやなとこもあるので放置だけはされたくないタイプです(汗)まっ、どうでもいい話ですけど…。
 
 
会話の中で、自分の実体験を踏まえて
 
「お酒ってこうなんですよ。」
「酢酸が脂肪の材料なんですよ」
 
みたいな話をすることで、
少しずつ潜在意識の中に記憶してもらう
ようにしてるつもりです。
 
いつか、優先順位が上がったときに
潜在意識の中に記憶していたものを思い出し、
腑に落ちた状態で行動に移せると
我慢することも、辛い思いをすることもなく
ただ、実行できるという状態になれるのです。
 
 
ダイエットでは、短期間の無理なやり方では
多くの場合リバウンドをしますが、
正しい知識をいれて、腑に落ちて行動すると
それが、あたりまえの習慣になるので
ダイエットが成功したあとも、普通に生活しているだけで
体型が維持できることになります。
 
 
痩せている人はストイックなのではありません。
むしろ、普通に生活しているだけで、
痩せたいと思っている人と生活習慣や思考が
違うだけです。
 
 
心が動いたことを認識して思いのままに
行動することがありたい自分に
近づくための唯一の方法なんです。
 
 
糖質制限無理してやってませんか?
食事制限辛くないですか?
我慢して禁酒、禁煙などやってませんか?
 
無理してる、つらい、我慢してる
短期で結果を出したい人によくある感情。
 
長期的に物事を見れると、
自分のやれる事が理解でき、
少しずつ自分を変化させていくので、
身体や心の負担が軽減されます。
 
本来、身体を変えるには時間がかかるもの。
 
ドラクエでスライムを倒し続けて
レベルを上げるように…。
 
イチロー選手が毎日トレーニングや素振りをするように…。
 
 
 
時間をかけて黙々とやり続けることが成功への一番の近道だと思います。
 
才能のある人ですらコツコツと
やるわけですから、
私たち一般人はもっと意識して
実践しなくてはいけません。
 
日々の習慣が身体に染み渡るように、
また、1ミリでも前進し続られるように
行動するのみですね!
 
 
それでは、長くなってきたので今回はこのへんで。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

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