あおきです。
身体を上手に動かすとは、
頭でイメージした通りに身体が
動くということです。
これができれば、パフォーマンスが上がります。
パフォーマンスというのは、決して競技を
しているときのことだけでなく、
日常生活で歩く、座る、物を持つ、
姿勢を保つなど
身体を動かすことであれば全てに
共通してきます。
今日は、歩き方を練習している方と、
ソフトボールの大会に向けて
ピッチングフォームをチェックしている
方とのセッションがあり、
どこをどうしていけば
うまく身体を動かせるかをそれぞれ
確認していきました。
共通して行っていることは、
まず無意識化されている身体の使い方を
意識するということです。
無意識で行っている動作が、良い使い方であれば
問題ないのですが、多くの場合間違った
動作をしているんですね。
そうすると、本人はどうしてうまく身体を
動かせないのかがいつまでたっても
わからないわけです。
たとえば、野球の投げる動作で、
肘を上げて投げなければいけないと
本人が思って肘をあげることを
無意識でやってしまっている場合、
肘を上げるために筋肉を緊張
させてしまうことがあります。
本来、肘は勝手に上がって
くるのが理想なので
筋肉を緊張させてしまうと、
自分でブレーキをかけてしまって
余計に上がらなくなってきます。
この場合、肘が自然に上がらなくなっている
原因を見つけなければいけません。
そうなると、うまく投げること
ができなくなりますし、
場合によっては痛みを発生させる
ことにもつながります。
そこを気づかなければ、
いくら投げ込んでも上達
しにくいのです。
無意識で動かしている動作が
間違っていると気づいて
ないわけですから当然ですよね。
そういった間違った使い方を指摘して
いったん意識してもらいます。
これを顕在化と言います。
顕在化したら、習慣になる
までは意識し続けます。
これは、根気がいる作業ですが
意識し続けなければ、
無意識で良い動作ができないので
やるしかないのかなと思います。
もう一つのポイントは、動作する方向に
意識と身体を向けるということ。
歩くなら歩く方向にしっかり向くということ。
投げるなら投げる方向に意識と身体を向けるということ
この意識をおろそかにすると、
いくら身体をうまく使おうとしても
いい結果は出ないんですね。
ピッチャーでも、投球動作に入る前に、
しっかり、キャッチャーに向かって
意識と身体を向けてから
投げると、思ったととおりに投げれる
確率が上がります。
教習所で車に乗る前に、
ブレーキランプを点検したり、
バックミラーやサイドミラーの
確認をしたりといろいろ
チェックしてから運転をしますよね。
それと同じで、動く前に
身体と意識を整えてから動き出すと
いいでしょう。
今日のセッションの場合でも、
歩く前に身体を整えてから歩いてもらいまうと
少し歩く感じが変わってくるんですよね。
僕たちは、普段自分の身体を思い
通りに動かせてるつもりですが、
実際には、頭と身体にズレが
生じています。
このズレを少なくしていくことで、
自然で効率的な動きに
なっていきます。
ぜひ、参考にしてみてください。
それでは、今日はこのへんで。
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