年齢を重ねても、美しさ・しなやかさ・若々しさを実現させる、背骨の動き「脊椎カップリングモーション」の感覚とは?

身体の使い方
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脊椎カップリングモーションとは?

カップリングモーション(連鎖運動)は、背骨を横に曲げる(側屈)と、自然にひねり(回旋)がセットで起こる現象のこと。例えば胸を左に傾けると、背骨は自然に左へひねられる。この動きは首、胸、腰で異なり、腰椎は逆方向(右)にひねる傾向がある。

このように言われていますが、ようするに、脊椎の形状、構造通りに動くとそのようになるという、自然の動きのことを指しています。

40歳以上では9割の人が失っている動き

年齢を重ねていくと身体が固まり、骨格の構造通りに動かせる人は少ないのは想像できると思います。特に、40歳以上の人で言えば、9割の人が脊椎の動きを失ってしまっていると言っても言い過ぎではないでしょう。

もし、あなたが、首、肩、背中、腰などに痛みがあるのなら、それは、本来の動きから外れてますよという身体からのサインかもしれません。

「脊椎のカップリングモーション」という動きのパターンを知ること、そして、その感覚を思い出すことで、美しさ・しなやかさ・若々しさ、痛みのない生活を手にする可能性が高まるはずです。

胸腰部側屈の可動性

たとえば、胸腰部側屈という動きをみたとき、胸椎では25°、腰椎では20°ぐらいの可動性があると言われています。

人の身体は千差万別。こうした知識は、あくまでも参考にする程度にして、自身の身体の中でどのような感覚で動くかが重要になります。

年齢と共に自然な動きができなくなる理由

頭を横に倒していくと、背骨も同様に横に動いていきます。これを側屈と言います。側屈させると余分な緊張や力み、身体動作の癖がなければ、自然と回旋方向へと骨格が動いていく。このことを脊椎のカップリングモーションと言っているわけです。

ポイントは、力を抜いて自然と骨格の構造通りに動いたとしたらそうなるということ。

40歳以上になってくると、この自然な動きができなくなるのです。

その理由としては、

  • 日常の動きが単純化し、立体的な動きが少なくなるため
  • 身体動作の癖が年数を重ねるごとに助長されるため
  • 背骨感覚は目で見ることができないので感覚が乏しくなるため
  • 身体の中心を動かさず、小手先で動作を簡潔してしまうため

こういったことが考えられます。

さまざまな文献や情報をみていると、昔の日本人はもっと”骨”の感覚を持って動いていたことがわかります。

現代人は、骨というよりも筋肉で動くという発想になっているのではないでしょうか。それどころか身体への感覚が乏しくなっていて、多くの人は頭ばかりで生活してしまっています。

そうなってしまうと、脊椎のカップリングモーションの感覚など感じることができず、肩こり、首こり、腰痛などの慢性痛を抱えることになるでしょうし、いつも重たい、固いという状態に陥ってしまいます。

脊椎のカップリングモーションを武道の身体感覚にて動作検証

先日の「身体感覚レベルアップ講座」で、側屈の動きを武道の身体感覚的に検証したところ、参加者全員がカップリングモーションを体現することができました。

こういった感覚は本来誰もが持っているもの。だから、その場で再現することは何も難しくないし簡単なのです。

しかし、どんなことでも言えることですが、その場で再現できたとしても、自身の感覚として腑に落とすまでには多少時間がかかります。

それまでの癖や盲点となっている意識や感覚、また、思い込みや概念などがあることで、ついその自分で身体を扱ってしまうからです。

繰り返し反復による新しい癖づけにより、身体に落とし込むという作業が必要になります。

つまりは、それが、美しさ・しなやかさ・若々しさ、痛みのない生活を手にする可能性を高めるのです。

0.1ミリの繊細さと丁寧さを必要としている人へ

物理法則が働いているということは、物質はその法則の通りに動くはずです。そんな中、身体を扱うときになにか上手くいかない、痛みや不調が出てしまうというのは、何かどこかがズレているということです。

そのズレはたった0.1ミリかもしれません。私たちの身体はその微細な感覚を感知する能力を持っています。

そんなミクロの身体の世界は確かにあります。その世界を見ようとすれば必ず見えてくるものです。

いろいろやってきたけど、何かしっくりこない。世の中で言われていることが自分には合わない気がする。

そんなあなたにとって、武道由来の身体感覚の世界は、新たな発見、理想に向かうためのとても大きな気づきを得られる場となるでしょう。

身体感覚基礎セミナー

次回開催は2026年2月17日(火)@西新宿

次回の身体感覚基礎セミナーのテーマは『胸郭』です。肋骨、胸骨、胸椎で構成される部分に着目して稽古をおこないます。

なぜ、胸郭なのかと言うと、この部分は劣化しやすいと感じるからです。現代社会では、呼吸が浅く、動きも少なく、姿勢も崩れ、胸郭が硬くなっている人が多くいます。

また、子どもであっても”からだ”をたくさん動かして遊ぶことが少なくなっていたりするのではないでしょうか。頭を優先させることが多い環境であれば、胸郭の自由な動きに制限がかかっているはずです。

スポーツ、音楽、ダンス、セラピスト、”からだ”を使って表現すること全てにおいて、小手先になりがちな動きを、”からだ”全身を使った表現にしていくためにも、この胸郭の感覚は重要になるでしょう。

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masayoshi aoki

「やりたいこと好きなこと」を痛みやケガなく、ありたい姿でおもいきり楽しめるようになろう!をモットーに自ら実践し、人生を豊かに謳歌できる人を増やしていくためにからだコーチ、整体師として活動中。詳細こちら >>

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