それは、とても悲しいできごとでした。
ちょっとした自分の不注意で、
約4年間私のために働いてくれたものと
別れることに。
それは、プリンターです。
プリンターが起動しているときにコンセントが抜けてしまったのです。
黒だけが出力できない状態。
いろいろ手は打ったものの最終的に動かなくなってしまいました。
このとき私はこう思いました。
『もっと大事に使っておけば良かった』と。
幸いなことにプリンターは替えがききますが、もし一生に一つしかプリンターが持てないとしたら、どうでしょうか?
何か印刷したかったら、人に頼んだり、いちいちコンビニで印刷したりしなければいけません。
もうこれは、相当ストレスがかかりますね。
だとしたらもっと大事に扱っていたと思います。
もう、お気づきかもしれませんが、
一生に一つしかないものってありますよね?
そう、
自分の身体です。
身体は替えがきかないものです。
基本的には。
だから私はこう考えます。
身体は借りものである。
自分の物だと思っているかもしれませんが、身体は借りているだけだと考える、
もしくは、自分から切り離して考えておくと良いかもしれません。
たとえば、以前から欲しかった皮靴を買ったら磨いたりして手入れしますよね。
私もそれと同じで、新しいグローブを買ったら、毎日汚れを落として、油を塗り、大事に大事に扱っていました。
今日はありがとう!とか話しかけたりしながらね。
身体は最も大事にしなくてはいけないものです。
大事にしているかどうかは身体を見れば分かりますし、姿勢や振るまいに表れます。
何年か前に、イチロー選手がメジャーの試合中、審判に激怒したことがありました。
なぜ激怒したのか?
イチロー選手が打ったあと転がっていたバットを審判が蹴飛ばしたからです。
イチロー選手は少年野球の子どもたちにも道具を大事にしなさいと教えているそうです。
その大事にする気持ちは身体に対しても同じで、イチロー選手の普段の何気ない動きや姿勢に現れています。
そうやって大事にしていると身体に対しても自然と感謝の気持ちが出てくると思います。
身体は、一生に一つしかない。
そして、少しの間お借りしているだけ。
プリンターが壊れてこんなことをふと思ったのでブログに綴ってみました。
それではまた。
イチロー選手と壊れたプリンターの共通点
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