孫子と経営の話を身体のことに結びつけるとどうなるか？

「孫子に経営を読む」を読んで

経営やリーダーシップの本として孫子の本は
読まれていることが多い。
 
この本も内容も経営という視点から
孫子を読み解いている。
 
私は、一人一人は自分という人間の
経営者だと考えてみた。
 
多種多様な自分を率いて
統率する必要がある。
 
ダラダラしたいと言っているものもいれば、
そうでないものもいるだろう。
 
甘いものが食べたい、お酒が飲みたい
と言っているものの意見ばかりを
聞いていたら自分の身に降りかかることは
想像できると思う。
 
経営のことを書いてあるが、
そんな様々な自分を統率するのに
必要なこととして読んでみると
同じことだなと妙に納得した。
 

「将とは智、信、仁、勇、厳なり」

この五つの人間的特徴が備わって
よき将となると孫子は言う。
と書かれている。
 
「智」・・・知恵があること
「信」・・・まこと、であること
「仁」・・・他人を思いやること
「勇」・・・果敢な決断を下せること
「厳」・・・厳しいこと
 
簡単に言うとこのような意味になる。
 
「智」「信」「仁」「勇」「厳」を
自分の身体のことに当てはめてみよう。
 
「智」・・・自分の身体によい情報を知っている。
「信」・・・自分のありたい姿（真の姿）
「仁」・・・自分の身体の細部を思いやること
「勇」・・・身体にとって不要だと決断すること
「厳」・・・自分の甘えを律することができること
 
物事の優先順位を決め、
そのために必要なことを
ただ遂行するには、
どれだけ「智」「信」「仁」「勇」「厳」
のある自分が統率できるかにかかっている。
ダイエットでも仕事でもなんでも
同じなんだと思う。
 
そして、誰もがこういう思いを
持っているはず。
 
頭が固くなりそうだけど、
こんな考えも大事にしているんだな。