いつまでもエネルギッシュでいたい!動ける身体でいたい!
歳を重ねても趣味やスポーツを楽しみたい!
こう思って筋トレをしてきたが、あるときからケガをすることが多くなってきた。
ケガをしないように筋トレをして鍛えてはまたケガをする。
筋トレの前に大事なことは、身体の感覚だということが年々分かってくる。
もちろん、筋トレの良いところもあるが、そこには限界があり、自分の感覚とセットに
なっていなければならない。
ただ、重さを上げるのが上手な人になってはいけないと思っている。
身体を思った通りに動かすためにはセンサーになれ!
私が学んでいる和身塾では、一貫して身体を内観することを行う。
といっても自分のことだけを内観するのではなく、同時に相手もモニタリングするのだ。
稽古では、二人組になり武道の技をかけることや、相手に力を伝えることを検証していく。
そのとき、技をかけてやろうという自我が必ず働いてしまう。
その瞬間、身体に緊張が入り相手に感じとられてしまうので
技はかからない。
そして、相手にも、とても不快な感覚を与えてしまうのだ。
『やってやろう』をいかになくして、相手を感じ続ける。
『できた』『できない』はどうでもいい。
自分の身体がどうなっているのか?
相手との関わりはどうなのか?
を検証していく。
しかし、これがなかなか簡単にできるものではない。
いかに普段の意識が足りていないかをこの稽古で知ることができる。
とにかく相手を感じようと努力するとセンサーの身体になるのだが、この身体でこの全ての情報をビンビンに感じ取っていく。
日々、意識して繰り返していくとやがて、自分の身体の感覚が研ぎ澄まされていくのが分かるようになる。
脳と身体の誤差を埋める
イチロー選手も
『バッターボックスの中で5センチでも立ち位置が変わると見える世界が違う』
それぐらい、身体は繊細なもの。
若い頃のように身体を動かしたくても、そのときとは細胞レベルでも、感覚としても違う身体になっている。
だから、脳で考える動きと実際の動きとの誤差が発生するということ。
その誤差を埋めていくために私たちができることは、
日常の中で自分の身体がどうなっているのか
を感じること。
自分の身体に目を向けること、耳を傾けること
が大事だと思っている。
今、ひそかに左投げの練習をしている。
シャドーピッチングでは、右との違いを感じて脳のイメージと実際の動きの誤差を
埋める訓練をしている。
苦手なことにチャレンジすることは多くの気づきを感じることができるので
たまらなくおもしろい。
放っておくと、身体のことばかりやってしまうので気をつけようと思う。
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