『触れただけでふわっとゆるむ触診のしかた 基礎編』を行いました。
基礎編は、触診の仕方や身体の状態を良くするために行うエクササイズを中心とした内容です。
今回は、トレーナー、ヨガインストラクター、アロマセラピスト、整体師を目指す方と、異なる業種の方に参加いただくことができました。
触診ができるようになると、触れた場所の左右の違い、高さ、厚み、温度、固さなどが分かるようになり、相手の身体の状態を把握できます。
また、人は接触刺激や圧迫刺激が快の刺激となります。
人は触れられると緩むということですね。
ということは触診をするだけで、身体を緩めることができるのです。
さらにその効果をあげるために必要なことが、自分自身の身体の状態を良くしていくことと、触れ方にあります。
では、身体の状態が良いとはどういうことか?
多くの要素があるわけですが、
今回はいつも稽古で実践している
・背骨を感じる
・遠心性の身体
を体感してもらいました。
背骨から末端に力を伝えるために必要な
エクササイズや力が伝わるか
などの検証を行います。
その後、再度触診をして身体を整える前に比べて触れられた感覚がどう変わるか?
手が優しくなった
暖かくなった
などの変化を感じることができたようです。
実は、この触れられている側のこの感覚が鋭くなっていることが大事です。
人は、自分で経験したことの中で判断や想像しをます。
たとえば、朝食を想像してみてください。
小皿の上に乗った、紀州産の大きくて、真っ赤な梅干があるとします。
その梅干をお箸でつまんで、一口で口の中に入れてみてください。
どうでしょう?
想像した瞬間に唾液が口の中全体に広がってきませんでしたか?
唾液が出るだけでなく、顔まですっぱい顔になってしまった人もいるのではないでしょうか?
日本人であれば、もしくは梅干が酸っぱいということを知っている人は脳が過去の記憶を辿り、唾液を分泌させてしまうのです。
これが、外国の人で梅干を見たこともなければ、食べたこともないという人であれば、唾液は出ることはありません。
このように、相手がどういう感覚になっているのかを判断する材料は自分の過去の経験に頼るしかないのです。
触れられたときの感覚を記憶しておいて、
相手をさわったときに自分の感覚でいうとあの感覚かな?とか、
このぐらいの感覚かな?というように過去の記憶と
照らし合わせることで、相手の感覚を読み取れるように
していきます。
そういう意味でも、自分の身体に目を向けることや、
感覚を研ぎ澄ますエクササイズ、検証などを大切にしています。
どんな施術でも、どんな手技でも、
人を触ることをする仕事に携わっている人全てに
共通する抽象度を上げた概念を学んでいます。
その学びをこの勉強会ではシェアさせていただいています。
※私が学んでいる和身塾の山崎さんのブログでは、今回やった背骨のエクササイズの動画が公開されています。また、2016年の和身塾、説明会&体験会についてのお知らせもありますのでぜひご覧ください。
勉強会終了後は恒例の?雑談タイム。
勉強会と同じぐらいの時間しゃべらせていただきました(笑)
ここでの話は壮大なテーマについてのことになるのですが、
またの機会にお話したいと思います。
それでは今日はこのへんで終わります。
ここまで読んでいただきありがとうございました。
次回、
『触れただけでふわっとゆるむ触診のしかた 実践編』
(11/29日曜日13:00~)は、
見方について・変化を出す施術(脚、腕を細くする施術)
といった内容を予定しています。
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『触れただけでふわとゆるむ触診のしかた勉強会』
~クライアントとの信頼関係構築のために必要なことを学ぶ~
10/25(日)13:00~15:00 定員4名 【基礎編】
11/29(日)13:00~15:00 定員4名 【実践編】
12/20(日)13:00~15:00 定員4名 【応用編】
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