青木正儀(あおきまさよし)
です。
人の身体の体重のうち
60%が水分でできてる
そう言われています。
60%の内訳は、
細胞内にある水分が60%
間質液が32%
血液が8%
となっているそうです。
ということは、
体重50kgの人なら
体の中に血液が4リットル
流れているというわけです。
血液の成分は、
血漿(けっしょう。水、タンパク質、ホルモンなどを含む)
赤血球
白血球
血小板
などで、
それぞれ
血漿が55%
赤血球が44%
残りの1%未満が
血小板や白血球となります。
免疫力=白血球
そんなイメージが
あるかもしれませんが、
白血球の量は血液の中の
ごくわずか
だということがわかります。
血液4lの中の1%未満は、
数字にすると40ml
わかりやすいところで言うと
なんと、
ヤクルト1本(60ml)
よりも少ない、、
少ない中にさらに
白血球も種類があって、
好中球
好酸球
好塩基球
B細胞
T細胞
NK細胞
単球
マクロファージ
樹状細胞
など、
それぞれ役割をもって
体の中で機能しています。
白血球全体に占める割合は、
好中球 50~70%
好酸球 2~5%
好塩基球 1%以下
B細胞、T細胞、NK細胞
合わせて20~40%
単球、マクロファージ、樹状細胞
合わせて3~6%
なので、
細菌やウイルスを貪食(どんしょく)して
消化、殺菌してくれる”好中球”の場合
ヤクルトの1/3の量で
戦ってくれてるわけです。
これを、
肉眼では見えない
毛細血管の中だったり、
リンパ管を循環して
細菌やウイルスに対応してる
と想像するとミクロの世界はホント凄い。
人の身体が凄すぎて
自分にできることって
ちっぽけだな、
生かされてるな
って思いました^^;
免疫力を上げる
とかよく言いますけど、
僕らができることは
結局のところ、
身体は勝手に生きるために
働いてくれてるわけなので、
それを
邪魔しない
^^^^^^^^^^^
これに尽きると思います。
で、結局何すればいいの?
そう思う人もいるでしょう。
何をしたらいいか?
この答えを見つけるのは
難しいものです。
でも、今やっていることは
身体の機能を邪魔してないか?
これには答えやすい
のではないでしょうか?
自分の行動が、
ヤクルトの1/3の量しかない
好中球が働きやすくするための行動なのか?
これを自問自答することが
僕たちにできることだと思います。
中村天風先生の本の中に
”身体は神様からの借り物である”
と書かれていました。
自分のもののように扱わずに
自分のしたいことを成し遂げる
ために使わせて頂いてる。
そんな気持ちで
身体と向き合っていきたい
あらためてそう思います。
身体、大切に扱いたいですね。