目は顔の半分よりも前にあるということ。
だから、視覚だけを頼っていると、前重心の姿勢になる。
前に重心がかかっていると、ふくらはぎ、太もも、腰、背中などに負担がかかりやすい。
極端に前重心にしてどこの筋肉を使っているかを自覚してみるといいだろう。
現代では見えているものしか信用しないという風潮にあると思う。しかし、人には見えてない部分を感じられる能力がある。
ここで言っているのは透視とかそういうことではない。
例えば、自分のすぐ後ろに人が立っていたら気配を感じると思う。当然目では見えないが、何かを感じることはできる。
カフェでこのブログを書いているが、背もたれを感じたり、後ろの風景なども脳で想像することはできる。そうなると、見えていると言っても良いのだと思う。
実は、この感覚が本当の姿勢を修得するの必要なことのひとつである。
私は、野球をずっとやってきてこの能力が落ちてきたなと感じたことがある。
ショートを守っているとき、小学校から全盛期までは、打球がどっちに飛んでくるかを感じ取り、守備位置を変えていた。
その逆にいくことは少なかったのだが、歳を重ねるごとに、逆をつかれることが増えてきたのだった。
それと同時に、身体の使い方もうまくいかなくなってきたのを覚えている。
話を戻すと、視覚だけで物事を見てしまうと、姿勢も前のめりになってくる。
骨組みで立つことが、無駄に筋肉を使わず、楽に立てる方法だ。
しかし、前のめりにになっているということは、筋肉で体が倒れないように支えているということ。
本来なら使わなくていい筋肉を常に使っているのである。
それでは、体が凝ったり張ったりするのは当然。
視覚に頼りすぎないことで、その他の感覚が研ぎ澄まされていく。
そして、自分の本当の姿勢を知ることができると考える。
目に見えないものを信用するで思い付いた。もうすぐクリスマスだが、子どもたちはサンタクロースがいると信じている。
よく考えると当たり前の話で、サンタさんがいると思っているのだから、朝起きてプレゼントがあればサンタさんが来たと思うのだろう。
煙突がないのにどうやって家に入ってきたとか、どこでプレゼントを買ってきたのかとかそんなことは関係ないのだ。
まさか、親がアマゾンで購入しているとは思いもよらないだろう。
でも、それで良いのだ。
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