先日あるセッションでやったのが、
相手を感じるというワーク。
手のひらと手のひらを合わせて、
片方が手を動かすのに対して
ちょうど良く合わせるというもの。
これを同調と学んだ。
どれだけ相手と同調できるか
を練習するのだ。
同調させるには、手の感覚を良くするだけではない。
相手を気遣い、相手の意思を感じ、相手に合わせていく。
うまく同調してくると、どちらが動かしているかがわからなくなる。
そして、心地よい感覚になりどちらの体も動かされる。
無意識で入っていた緊張がなくなるのだ。
このワークで腕が痺れていたクライアントと
同調することで痺れや痛みが和らいだ。
しかし、体を軽くして痛みを和らげることだけが目的ではない。
相手をいかに気遣えるか、相手との物理的ではない距離感など、
日常、人と関わるときに大事なことも
体を通して分かるようになる。
私も最初はただ、手の感覚で合わせることばかり考えていた。
本質はそこにはないのだが、それに気づくには時間がかかるものだ。
本質は何か？と考えられるかどうかが、
これからの時代を生きていくうえで
必要である。
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