『肝心要』と言われるほど肝臓は重要な臓器です。
活性酸素から守るために出るSOD(スーパーオキシドディスムターゼ )という酵素も肝臓で作られています。
活性酸素は3つの段階に分かれていて、最初は抗酸化物質で対応ができます。
ビタミンA,C,Eをセットで体内にいれておけば活性酸素を除去してくれます。
さらに活性酸素が増えると過酸化水素となり細胞外の血中に流れ出る段階に。ここで赤血球が壊されて酸素の運搬機能が低下します。冷え性の人はこの段階にあるかもしれません。
しかし、ここまではSODで対処できる段階です。
実は、最後の段階になると手に終えなくなります。
この段階になると活性酸素は細胞内のDNAを攻撃し壊します。壊れたDNAがコピーされていく、つまりガンが生まれやすい状況になるというわけです。
肝臓で作られるSODを出す能力は歳とともに衰えてきます。
なるべく酵素の原材料であるタンパク質を摂取することが必要ですが、まず、抗酸化物質を体に入れておくこと、そして肝臓の機能を高めておくことが必要になってきます。
だから、肝臓さんは大事ですよということになるわけですね。
肝臓さんは毎日黙々と仕事をしてくれる言ってみれば職人タイプ。
とても忍耐強く多少の異常があっても僕たちには訴えてきません。
しかし、最後の最後になって異常が分かったときには手遅れになることも多いのです。
それが、沈黙の臓器と言われる理由です。
肝臓さんを働かせすぎない日を用意してあげたいですね。
痩せるためにも知っておきたい『肝心要』と言われる肝臓について
この記事は約2分で読めます。