垂直落下式握手ができるようになりたい!解説2『肘編』YouTube和身塾チャンネル

身体の使い方
この記事は約8分で読めます。

青木正儀です。

前回のブログで、

師匠のように、垂直落下式握手ができるようになりたい!

ということで、YouTube和身塾チャンネルさんの解説動画をまとめました。

 

前回のブログはこちら

垂直落下式握手ができるようになりたい!YouTube和身塾チャンネル解説1『脱力編』

垂直落下式握手ができるようになりたい!YouTube和身塾チャンネル解説1『脱力編』
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さて、今回は第2段として垂直落下式握手の『肘編』の動画をまとめてみたいと思います。

はじめに言わせてください。

今回の解説動画はちょっと理解するのは難関かもしれません(汗)

 

動画のタイトルに、”今回は肘の感覚をわかりやすくお伝えします。”と書いてあるのですけどね、、(笑)

 

そもそも、武道の身体の使い方というのは基本的に難しいものです。

難しいからと言って、それをわかりやすくしすぎてもいけません。

「なるほどね、わかったわかった、、」

もし、こんなふうに理解させてしまったら、それは本当に理解できたことにはならないからです。

 

そうは言っても、このブログでは何かヒントになることをお伝えしたいと思ってます。

今回のブログの内容を読んだあなたは、肘への意識の意味が自分が思っていたのとは違ったんだ、ということに気づくことができます。

その気づきによって、握手技ができる道への距離が近づくでしょう。

 

垂直落下式握手解説②『肘編』

  1. 肘への意識①相手の方向に肘の意識を向ける
  2. 肘への意識②肘が詰まっている状態
  3. 肘への意識③肘のどこを意識するのか?
  4. 肘への意識④意識を抜かずに動かす方法
  5. 肘の意識を踏まえて”握手技”にチャレンジ!
  6. 肘に意識を向けながら脱力する
  7. まとめ

 

肘への意識①相手の方向に肘の意識を向ける

まずはじめに、鴨谷さんが前回やったように脱力した腕を作ります。

その腕の肘を曲げた状態にします。

そして、山崎さんが鴨谷さんの肘を押します。

すると、肘への意識が抜けていてしっかりとまりませんでした。

 

身体はリラックスしている状態で、肘の意識が相手に向かっているかどうか?

ここがポイントとのこと。

山崎さんが「肘の意識が抜けていると相手に力が届かへんねんな」と言って同じことをやっています。

全体的にリラックスしているように見えます。

中に詰まっているという表現をされているのですが、肘に意識が集中しているので押してもしっかりととまりました。

今度は、押された分だけ動きます。普通は、この時に肘への意識が薄れてしまいます。

自分が後ろに下がることへの意識が高まり、肘の意識が消えてしまうからです。

山崎さんの場合は、肘への意識が変わらないまま動かされています。

「肘は、いってるやろ」

この辺りの感覚はわかりにくいところです。

簡単にいうと、意識しているかしていないかを触れている人が感じることができるので、「肘は、いってるやろ」と言っているわけです。

稽古を繰り返していくと、相手がその箇所に意識向けているのか、それとも意識が薄いのかを触れただけで感じることができるようになります。

意識が薄くなっている箇所はボーッとしているように感じるので、意識がいっている箇所とは明らかに違うことがわかります。

 

 

肘への意識②肘が詰まっている状態

肘への意識がある状態で動かすと技がかかります。

しっかりと詰まっていて、充実感のある肘を作り動かしても肘への意識は変えないことがポイントです。

何か技をかけたときは、肘の意識は抜けていません。

抜けてると、、

意識が抜けたことがわかります。

動画ではわかりやすく肘の意識を抜いているのでわかると思います。

こちら、その場面のリンクです。ぜひ、動画でチェックしてみてください。

【垂直落下式握手②】今回は肘の感覚を分かりやすくお伝えします。
テレビでも取り上げられた垂直落下式握手技が誰でもできるようになるために、解説チャレンジします!=================垂直落下式握手みんなでチャレンジ!=================vol.1「脱力」【垂直落下式握手】 誰でも...

 

続いて、鴨谷さんもチャレンジ。

鴨谷さんの表情をみてください。

表情が歪むほど肘への意識が抜けないようにしているのがわかります。(ちなみに、力んでいるのとは違います。)

山崎さんはサラッとやっていますが、僕らがやるときにはこのくらい集中しないといけないわけです。

思っているよりも意識しなければいけないということ。

”肘への意識”の本当の意味がご理解いただけたと思います。

 

肘への意識③肘のどこを意識するのか?

肘の先っちょを感じる。

肘らへんではなく、”ここ”というように意識したい。

たとえば、肘にボールペンで点を打つとしましょう。

その点を意識するというぐらいでちょうど良いのではないかと思ってます。

頭ではなく、身体で理解する

そのためには、普段から触っておくのが良いでしょう。

指で肘をトントントンと触るということを、日々やってみようと思います。

この見えない矢印がどこに向いているのかって大事なんですよね。むずいけど(笑)

それを踏まえて、鴨谷さん再チャレンジ!

意識が切れないようにするためには、この表情になるということは覚えておこうと思います!

 

ここまで解説してきて、山崎さんが一言・・・

ちょっと難しいことやってるなということに気づいたのでしょうか?(笑)

でも、

「ほんまはこうやねん」と言われれば、この動画の話から自分で見つけていくしかありません。

 

肘への意識④意識を抜かずに動かす方法

前回の脱力編での肘の動きも、肘への意識が必要だったということです。

脱力したときに、肘が前の方向に意識の矢印があるのではなく、後ろの方に矢印がいってしまいがち。

肘への意識が高まった鴨谷さん、違いに感動されています。

いいなぁ。

リアルで受けてるのと動画を見ているのでは取れる情報量が全然違うからこそ、その場で違いを実感できるのでしょうね。

羨ましいです。

 

肘の意識を踏まえて”握手技”にチャレンジ!

果たして”握手技”は成功するのか?

いざやると、肘への意識が抜けてしまったり、そのほかの問題が出てきてしまいます。

意識の総量ってキャパがあるのではないでしょうか?

なので、動かそうとしたり、やろうとすることに意識が向くと、肘への意識が抜けてしまうわけです。

検証すると・・・

肘が抜けていたようです。

鴨谷さんが肘に意識を向けようとしたところ、

今度は硬くなってしまい、脱力ができてないということに。

うーん、難しいです。

 

肘に意識を向けながら脱力する

そこで、肘に意識を向けながら脱力する稽古がはじまりました。

肘から先を振っていきます。

こんな感じで。

そして、おもむろに鴨谷さんに近づき、胸に手を当てた瞬間・・・

こうなりました(汗)

みていてもやわらかい手なのに、鴨谷さんがこけてしまうのが不思議です。

そのときの腕はどうなっているかというと、、

前腕も手のひらもやわらかい状態です。

さらに、ピンクの矢印の方向に押しても強い。

動画では触れていませんが、もちろん青の矢印の方向に押しても強くなっています。

押しても強いのは、筋力ではなく感覚があるということ。

これを掴むまで時間がかかりそうです。

 

ここで伊野波チェックが入ります。

伊野波さんに違いを確認してもらうと、、

触れられた瞬間、山崎さんの場合は軽いのと身体が浮かされるような感覚になります。

これは、肘への意識が抜けていないということやただ優しく触っているだけではなく、触れている箇所を感じていたり、足を踏ん張っていなかったり、背骨への感覚があるなど、他の要素もあるということ。

だそうです(笑)

 

鴨谷さん再チャレンジ修正できるのか?

すると・・・

おっ、

かかった!

ゴロンっ

伊野波さん見事なズッコケ、さすがやな(笑)

鴨谷さんの修正能力ヤバいです。山崎さんの感覚をインストールしたとしても、すぐに体現するのは難しいんです。

それから、伊野波さんの転け方が美しすぎます(笑)←動画みてほしいです!

 

肘編まとめ

いかがだったでしょうか。

今回の動画は、稽古も発展させながら肘への意識について解説されていたので、ちょっと難しかったのではないでしょうか?

まとめると、

握手技をするときの肘への意識は、

ピンクの矢印の方向から押されてもとまる、青の矢印の方向から押されてもとまる

という肘の意識があるということ。

そして、その意識は抜かないけど、脱力はしているということ。

表現としては、腕自体が詰まっているという表現をされていましたが、脱力してるけど意識は抜けていないという状態なのかなと。

難しいですね。

以上、垂直落下式握手解説②『肘編』についてまとめてみました。

ぜひ、動画を見て肘への意識高められるように稽古してみてください。

 

 

前回のブログはこちら。

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垂直落下式握手解説③『膝編』の動画を見たまとめはこちら。

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おまけ

肘への意識の稽古

ウルトラマンのスペシウム光線が出そう

*青木主宰「からだコーチ養成コース」にて。

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