靴ズレしないように、クツに足の形を合わせるなんて考える人は少ないと思う。
クツに慣れるまでは痛いのを我慢したり、絆創膏を貼ったりして対処するのが一般的。
しかし、クツに足を合わせることができるのだ。
最適なポジションに体をはめていくと、痛みの出ないポジションで歩くことができる。
とくに革靴などは、履いた瞬間足と合っていない!と感じることがある。
先日、購入した革靴がそうだった。
右足だけ親指のあたりが当たるのだ。
そこで、歩くときにその靴の形状に足を合わせながら歩くように意識してみる。
クツに当たらないようにするには重みを逃がす
当たらないように足を靴の形状に合わせるにはどうしたらよいかというと、実は背骨や骨盤などで調整していくのだ。最終的には仙骨から頭のてっぺんまで一本通ったイメージになる。
こうすることで、足が靴に当たっている部分の重みを逃がすことができる。
当たっている部分が痛くなるのは、そこに無意識に重心をかけているからで、その重心を一点にかけず分散する。そんな感覚で靴擦れを防止していくのだ。
靴擦れに限らず、私たちは、身体のあらゆるところに重心(ストレス)をかけてしまっている。
とくに肋骨や、腰などに寄りかかっていることが多い。
デスクワークなどしていれば、デスクに寄りかかっている肘や手首など。
そういった重心を感じとり、背骨に逃がすことができれば、コリや張り、痛みなどの不調が解消されていく。
重みを逃すことで軽さを実感
夜勤明けでセッションを受けに来てくれるクライアントもいるが、セッション後は夜勤明けの体だとは思えないほど軽いと言っていた。
背骨を動かし、感覚を感じ取ろうとする、そして意識を向けること。
その体で歩くと、あとは自然と体が無駄な緊張を取ってくれる。
自分で体に余計な負担をかけているのだ。
体が重くなっている時こそ、その重みをとってあげると軽さを実感しやすい。
多くの人は、重力以上に自分の筋肉の緊張をかけてしまい、体を自分自身で重くしている。
そして、ある一定の場所に重みをかけすぎているということ。
こうしてブログを書いている私も、実際重みがかかっていることに気づく。
左の第8肋骨と胸椎8番目の辺りに重心をかけていて、その重みをささえるのに、右の胸椎6番辺りの脊柱起立筋に痛みを感じる。
これが、座っているときのクセ。毎日長時間このクセのまま座り、なにもケアをせず過ごしていたら。
それはコリとなり張りとなってさらには、慢性の痛みに繋がるのは一目瞭然である。
日々の積み重ねが今の自分
こういった日々の積み重ねが今の自分を作っていると認識しておくことが重要だということである。
自分の体に目を向けて、体を気遣ってあげる。
そうすれば、誰でも体を軽くすることはできる。
ただ、その感覚を忘れているだけ。
体に思い出してもらえば、自分の体が見違える程使いやすくなる。
世界が変わると言っても言い過ぎではない。
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