街を歩いていると、職業上周りの人の身体のラインや身体の使い方が気になります。
よく見かけるのが、杖を持っている方。
見ていると股関節が上手に使えていなかったり、身体が繋がっていなかったり、もっと楽に身体が使えて痛みがなくなる方法を一人一人お伝えしたい、、そんな気持ちになるんです。
若い人の歩き方や電車の中での座り方を見ていると、将来、ますますそういった人が増えていくのではないか?という危機感を感じます。
なぜ、下半身のラインが崩れてしまうのか?
姿勢、立ち方、歩き方など、普段あなたが意識せずに身体を使っている時にでるクセが、身体のラインを作っています。
なぜ、下半身のラインが崩れてしまうのか?
この問題に答えるには、二つの視点から見ていく必要があります。
具体的な視点と抽象的な視点
この二つの視点から見ていくことが大切だと考えます。
具体 | 抽象 |
動きのクセ | 無意識の緊張がある |
インナー弱化 | 統一体ではない |
関節のねじれ | 気の抜けたからだになっている |
「具体」が一般的に世間で言われていることで、「抽象」が武道の身体原理からみた視点になります。
なぜ、下半身のラインが崩れてしまうのか?という質問に対する答えは、
動きのクセ = 代償運動(脚の使いすぎ)
インナー弱化 = 深層外旋六筋の機能低下など
関節のねじれ = 重心の位置のズレなど
具体的な観方としてはこうなります。
具体的なアプローチももちろん必要です。
しかし、何をやっても体型が変わらない、一時的に痩せたとしてもすぐにリバンドしてしまう、特にそんな方には、抽象的な視点で身体を見ていくことで理想のボディラインが獲得できます。
抽象的な視点は、少し大きな視点で身体を見ていきます。
無意識の緊張
無意識に力んでいる箇所に気づいていない
統一体の身体
身体が繋がっていないことで、非効率な身体の使い方をしている
気の抜けた身体とは
意識や感覚がうすく、腑抜けの状態だったりその箇所に負担をかけすぎている
これらが、下半身のラインを崩してしまう真の原因です。
お尻痩せの真の解決法
どうやって解決していけばいいのか?
気になるところだと思います。
具体的な解決法は、こちらの記事を参考にして見てください。
・「これができなきゃお尻が大きくなってしまう!小尻・美尻のチェックポイント教えます。」
・「小尻・美尻になるために真っ先になおしておきたい、ねじれるクセとは?」
真の解決法は、
感じるということです。
感じるとは何かというと、
- 触れている箇所を感じる
- 中心を感じる
- 感覚の移動を感じる
- 遠心性を感じる
- 相手(対象)を感じる
- 意識を感じる(意思+氣)
現代では、感じるということが少なくなっています。目で見えてるものや数値で表せるものに意識を取られていませんか?
もっと本能的に感じることを意識して見ましょう。
普段の生活で、自分の身体に意識を向けて、感じるを大切にしてみてください。
そうすることで、もっと最適な身体の使い方や楽な姿勢、軽い歩き方を獲得することができるはずです。