大事な試合にベストパフォーマンスを出すために必要なこと

大事な試合に最高のパフォーマンスが
出せたらいいと思いませんか。
スポーツ選手には
ゾーン
という状態がまれにやってきます。
 
何をやってもうまくいく
身体が勝手に反応していいプレーができる
なんの不安もなく自信を持ってプレーすることができる
バットを振ればヒットが出る
自分の身体を完璧にコントロールすることができる
 
こんな状態でプレーができたら最高ですね。
しかし、狙ってこの状態にすることは
不可能といってもよいでしょう。
ですから、私たちは大事な試合に向けての準備が
必要になってくるのだと思います。
 
それでは、１ヶ月前から試合に向けて準備するとしたら
どんなことをしていくのがよいのか？
私が現時点で考える
『大事な試合でベストパフォーマンスを出すために必要なこと』
を３つのポイントに分けてお話したいと思います。
そのポイントはこちら。

1.  睡眠
2. 食事
3. 身体のコントロール

睡眠について

７時間の睡眠をとる
試合開始の時間に合わせて起きる
質の良い睡眠をとる
※睡眠についての記事はこちらも参考にしてみてください。
・睡眠時間を確保するための3つの習慣
・睡眠、栄養、運動・・・健康になるために一番大事なのは！？
・やっぱり〇〇って大事ですよね・・・
睡眠は疎かにしてはいけないと最近よく感じます。
睡眠がとれてるときと、そうでないときでは、
あきらかに体調が違いますからね。
仕事で帰りが遅くて朝が早いという場合は
５分でも１０分でもいいので
早く寝ることにフォーカスしましょう。
寝る前にスマホやテレビを見ることや、
アルコールを摂取することは睡眠の質が下がります。
なにが大事なのか優先順位をつけて
生活することが大事ですよね。
できれば、試合当日の朝起きる時間に起きて
身体を慣らしておくとよいと思います。
さらに余裕があれば、朝の散歩や軽く身体を動かすことで
身体も起こす癖をつけておくのもいいですね。
血流が流れ、酸素が行き届くので
良いパフォーマンスにつながると考えます。
 

食事について

食事についての注意点を
挙げるとすると、
アルコールを控える
糖質過多にならないようにする
タンパク質を必要量摂取する
加工品減らす
内蔵を疲れさせない食事の仕方
とざっと書いてみました。
とくに甘いものをよく食べる人は
気をつけて欲しいと思います。
甘いものを摂取することで、
体内のビタミンやミネラルが消費します。
ただでさえ、スポーツをしている人は
それらの消費が激しいので、
無駄に減らしたくありません。
また、糖質過多になっている人は
栄養不足に陥っている可能性があります。
本来必要な栄養素をとれず、ただ空腹を満たしているだけでは、
エネルギーの補充ばかりになってしまい、
必要な栄養素が摂れていません。
必要な栄養素がないと、エネルギーに変える代謝が
うまくいかなくなります。
また、栄養素を消化吸収させる能力も弱まり、
内蔵に負担をかけることになります。
加工品ばかりの食生活の場合、
食品添加物を大量に摂取することになります。
これも体内のビタミン、ミネラルを
消費してしまいます。
さらに、よけいに解毒しなければいけなくなり、
肝臓にも負担がかかります。
なるべくなら、加工品は控えたほうがよい
パフォーマンスができるはずです。
アルコールについても身体に負担をかけたり、栄養素を消費させてしまいます。
お酒を大量に飲んだ次の朝、身体は重くありませんか？
いつも飲んでいる人はわからないかもしれませんので、
一度、飲まない日の次の朝の状態をチェック
してみてはいかがでしょうか？
アルコールが肝臓にどう影響するのかを
書いた記事も参考にしてみてくださいね。→　肝臓さんのケアの仕方
タンパク質の必要量摂取というのは、
人によって違いがあるのですが、基本的に食事のメインを
タンパク質にするぐらいの意識で良いと思います。
卵、納豆、味噌汁、お肉、お魚、大豆製品、乳製品などを
毎食食べるようにしましょう。
そして、良いパフォーマンスを出すという意味で
必要な栄養素を考えたときには
必須アミノ酸
ビタミンB群
ミネラル（カルシウム、鉄、マグネシウムなど）
は特に必要です。
これらは代謝をスムーズにしたり、
神経機能を正常にしてくれるための栄養素なので
日頃から不足しないようにしておきたいですね。

身体のコントロール

最高のパフォーマンスを出すには、
身体を思ったようにコントロールする
必要があると思います。
思ったようにコントロールできているとは
どういうことか？
たとえば、
『両手を地面と水平の高さまであげてください』
といわれて実際にやってみると、
右手だけ上にあがりすぎていたりとか、
左手が下がりすぎていることがあります。
自分の頭では水平のつもりでも
腕は水平になっていないということ。
これが感覚のズレです。
この感覚のズレが少なければ少ないほど
思いどおりのプレーができるのです。
では、どうすれば感覚のズレを
少なくすることができるのか・・・
・点（感覚）を増やす
・点と点を繋げる
・身体の中心から末端に向かって力を伝えることができる
・つねに最適なポジションを認識することができる
・力に頼らない身体（感覚）を手に入れる
 
野球いうと、
『身体は小さいのにやけに遠くに打球を飛ばす』
『細いのに球速１４０キロ以上投げれる』
こういった選手は、感覚のズレが少なくさらに
身体のコントロールが上手な選手なんですね。
感覚のズレを少なくするには日頃から、
自分の身体を意識することが
とても大事だと痛感しています。
 

一番大事なこと

睡眠、食事、身体とお話してきましたが、いかがでしたか？
『普段通り生活して、試合に臨んだほうがいいよ』
という考えもあると思います。
それはそれでよいと思います。
平常心も大事ですからね。
ただ、大事な試合に向けて準備するということを
今までの経験の範囲でやっていくのか、
それとも、もっと人体の細胞レベルまで
考えて準備するのか・・・。
最高のパフォーマンスを出すためには
睡眠や食べるもの、身体の使い方など
こんな考え方があっても
いいのかなと思います。
 
 
最後に一番大事なことをお話します。それは、なにかというと
心がまえ
です。
試合に対してどんな思いをもっているのか・・・
これって本当に大事なんですね。
結局、身体を動かしているのは心です。
その思いが身体を動かすと言っても過言ではありません。
自分自身にプレッシャーをかけてしまってはいけませんが、
ブレない思いをもっておくことで、
試合までの準備だけでなく、
日常の過ごし方にも現れてくるのかなと感じてます。
最後は、なんだか精神論みたいになってしまいましたが、
こういうことはとても大事にしていることなので
お話ししてみました。
 
青木正儀のセッションはパーソナルトレーニングスタジオamoで受けることができます。